はじめに~このブログのねらい
はじめまして!
ゼロ知識からブログをはじめてみた!、のイモコ。です。
ガンナー125!、気になるけど情報が少なすぎですよね・・・
・ガンナーシリーズ、興味はあるけど国産品質でないと安心して乗れない人
・何かトラブルがあったときに頼りになるショップが近所にないのが不安な人
・バイクの知識や技術に自信がないので、自分でメンテやカスタムできない人
こんな読者の皆さんが、このシリーズブログを通じて
・自分の力で気になるところをメンテナンスできるようになる
・実現したいカスタムを計画して、実行できるようになる
・付帯効果として、新しい楽しみ方を自分なりに考えることができるようになる
・・・ことを目指しています。
知ること、できなかったことができるようになることは
自己実現欲求の満足そのものであり、「趣味」の意義なのです。
第1回目は、ガンナー125ってそもそも初心者が手を出してよいバイクなのか?がテーマです。
ガンナー125が ’23春モーターサイクルショーに与えた”衝撃”
原付二種の”レジャーバイク”というジャンルは、普通自動車の運転免許では乗れない制約があるものの、通勤・通学や、ちょっとした街乗りを楽しく彩るサブバイクとして人気が高まっています。特に原付二種の排気量上限である125ccクラスは恩恵を最大限に受けることができます。
大型バイクに慣れてしまってる人からすると、当然パワー不足感はありますが、逆に割り切ってのんびりトコトコと寄り道しながら走るのが楽しいんですよね。あくまで原動機付き”自転車”ですから!
そんななか、2022年春のモーターサイクルショーで多くの来場者をワクワクさせ、その認知度を飛躍的に高めたガンナーシリーズ。バイク大国タイの新興メーカー”PHOENIX ENGINEERING”からのお披露目でした。
※日本国内への総輸入元である有限会社 月木レーシング(大阪府貝塚市) からの出展
横型エンジン50cc/100ccクラス(基本フレームは共通)に加え、待望の縦型125ccクラスが追加されたことも、原付二種ブームと相まって話題になった要因といえます。
’21年1月に先んじて50cc投入、ほどなくして同年秋頃から100ccを市場投入(デリバリは実質’22春頃で、そのタイミングでのモータサイクルショー)していますが、125cc投入にあたってフレームを新設して縦型エンジンを搭載してのお披露目でした。
パっと見た目のサイズ比較
ナニコレ!カワイイ!個性的!
乗ってみたい~
懐中電灯?消火器?バズーカ?
・・・ってかガソリンタンクどこ!?
カブ/モンキー系のエンジン部品の流用できるかな?
ボアアップ※できるかな?
※シリンダーやピストン交換で排気量UPするカスタム
※登場人物は全て架空の動物です
・・・といった肯定的な声がSNSで多く飛び交い、前評判のインパクトとしては上々といったところ。なによりも独特なフレームデザインとサイズ感で ”レジャーバイク感” はMAXです。
Motor Fan BIKESの試乗レビュー記事を紹介しておきます。記事を書いた方のワクワク感が伝わってきますね( ´艸`)
なお、後の記事でも紹介していきますが、この記事にあるガンナー125(恐らくサンプル導入車体)と私が所有しているガンナー125は仕様が少し異なっています。
ガンナー125の日本市場における2つの”懸念”
一方で、国産ではなく、聞いたことのないアジアの新興メーカー発、というバイアスが、日本人の心理的には受け入れられにくい事情もありそうです。
聞いたことないメーカーだけど、
どこに行けば入手できるの?
アジアの新興メーカーって
・・・品質大丈夫かな?
懸念1:どこで入手できるのか分かりにくい
・開発と製造は、タイの新興メーカー ”PHOENIX ENGINEERING”
・日本国内への総輸入元は、マフラーメーカーでも有名な ”月木レーシング(大阪)”
・総代理店は ”moto shop -CHRONICLE-(千葉)”
・全国各地のパートナーショップから注文が可能
不慣れな(あるいは人見知り)ライダーからすれば、HONDA dreamやkawasaki plazaといった分かりやすい販売店なら入店の敷居は低いし、購入する際もアフターサービスで安心する”心理作用”が効きます。今まで世界中に販売した実績で築き上げたブランドイメージそのものです。
輸入車においては、ここ数年でHarley-DavidsonやBMW motorrad等は日本市場に定着していることもあって、高級乗用車ディーラーのようなおもてなし感でブランドイメージを確立しています。
では、特にノーネームブランドのバイクであるガンナー125は、どのようにして入手できるのでしょうか?
流通経路は下図のようになっています。
日本国内の総代理店は千葉県松戸市にあるmoto shop CHRONICLE(クロニクル)さんで、近隣にお住まいの方はCHRONICLEさんに行けば展示車や試乗車も完備してあるので安心ですが、全国各地のパートナーショップでも注文することができ、展示車や試乗車を置いてある心強いショップもあります(下表のMAPをクリックすれば販売店一覧が開けます)。
開発/製造 | PHOENIX ENGINEERING | Thailandの新興メーカー |
総輸入元 | 有限会社 月木レーシング | 大阪府のマフラーメーカー |
関東総代理店 | 株式会社クロニクル | 千葉県のバイク販売店 |
全国の販売店 | MAP | 関東圏に集中 |
千葉近隣にお住まいの方は、試乗車も常備しているクロニクルさんを覗いてみるとよいですね。
まだ取り扱いショップは少ないですが、お近くのバイクショップで取り寄せてもらうこともできるので相談してみるとよいでしょう。
※ショップによっては割高になることも。
でも、実物を見てからでないと注文できないよ!
大丈夫!
そのために、このブログがあるのですよ!!
このブログでは、ガンナー125の所有者ならではの、忖度なしのリアルな情報を発信し続け、あたかも実物を見たかのような感覚で購入検討いただければと思います。
懸念2:玄人向けのバイクなのでは?
結論からいうと、ガンナー125は玄人向けのバイクといえます。
その理由は、主に3点です。
※各項目の詳細情報は今後、別記事でしっかりと紹介していきます。
理由1. 燃料供給がキャブレター方式で、セッティングの経験や知識を必要とする
理由2. 安価な部品の採用で、総合的に高品質とはいえない
理由3. メーカー保証や販売店保証はなく、カスタム車両としての位置づけ
理由1)燃料供給がキャブレター方式で、セッティングの経験や知識を必要とする
燃費や排ガス規制を背景に、電子制御による燃料噴射が現在の主流です。安易にマフラー交換してもコンピュータ制御値変更しないと出力特性に分かりやすい変化が見られないのがデメリット。
キャブレターはエンジン負圧を利用して燃焼室に空気と燃料の混合気を霧化して送り込む原理上、標高や外気温によってセッティングを変える必要があります。量産車には曖昧なセッティングでもそれなりに走れるキャブレターを採用してるので出力は抑えめですが、逆に言うとピーキーなキャブレターとマフラー交換で大幅パワーアップをさせやすいのが最大のメリットです。
理由2)安価な部品の採用で、総合的に高品質とはいえない
ガンナー125は、タイ現地調達部品や中国製の部品を多用しているので、総合的な質感は国産とは全く比較になりませんが、それを愛嬌としてニヤニヤできる心の余裕を持つべきです。
微笑みの国、タイからやってきたわけですから(笑
国産として許容されている最低限の品質を確保できていそうなのは、ざっと見渡した限りでは、
・エンジンAssy(キャブレター含む、マフラー除く)
・前後ホイール
・リアショック
・前後ブレーキ(マスターシリンダー~ディスクローターのAssy)
・・・くらいでしょうか。
Assyとはassembly(アセンブリ)のことで、複数の部品が組み合わされた構成部品を指す言葉です。ユニットという表現が理解しやすいかもしれませんね。よく出てくる表現なので頭の片隅に入れておきましょう。
走る/曲がる/止まるの部分だけに限定して言及すれば、質感の不満はありません。
ガンナーシリーズの最大の特徴でもあるフレームに関しては、形状から類推できるものと、それを裏付ける乗った時のライダーに伝わる振動を考慮すると剛性は高めです。が、その品質に関しては、塗装を剥がして溶接点数やビード形状を確認しないと、今の段階では何とも言えません。全塗装カスタムするときに塗膜を剥がすので、その時に調査していこうと思います。
理由3)メーカー保証や販売店保証はなく、カスタム車両としての位置づけ
理由1、理由2があるからこその理由3です。
昨今の高機能なバイクと違ってメンテナンスフリーというわけにはいかず、都度ご機嫌を伺いながら乗ることになります。それがペットのように愛着が湧く要因であり、こういうバイクの最大のメリットでもあるワケですが( ´艸`)
えー-!!無理無理無理無理!!
バイクのメカニズムとかよく分かんないし!
やっぱDAX125にしとこう!
(あ、でも納期未定だ・・・)
大丈夫!
そのために、このブログがあるのですよ!!(2回目)
まずは、”不安の要因を正しく知ること“
そして、”どう対処すれば、その不安を解消することができるのかを考えること“
これが、このブログで伝えていきたいことなのです。
今回はここまで!
では!よきバイクライフを!
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